トップページ > 乳酸菌の11の思い込み > 9.『腸まで届く乳酸菌』を飲めば善玉菌が増える?
芸能人や有名人による乳酸菌のCMで
いつの間にかこんなシナリオを信じ込んでいませんか?
9.『腸まで届く乳酸菌』を飲めば善玉菌が増える?
『乳酸菌は胃酸などで死んでしまうため、生きて腸までは届かない』という事実も一般的になり、乳酸菌を販売するメーカーは3つの販売戦略に分かれました。
1. 乳酸菌は死んだ状態でも免疫機能を刺激する働きがあるので、最初から死んだ菌(死菌体)を販売する、という積極販売戦略。
2. 乳酸菌は生きていなくても腸まで届けば機能性を発揮する可能性があるので、生死を問わず食べれば良いのだ、と現状の製品のまま販売する現状維持、開き直り戦略。
3. 胃酸で死なない強い菌を探したり、菌を酸に強いカプセルなどで包んで腸に届ける、という批判回避戦略です。
ヨーグルトなどに使われる食品用の乳酸菌は、ほとんどが胃で死滅してしまいますが、機能性をもった一部の乳酸菌は、死んだ乳酸菌(死菌) であっても既存の腸内細菌や、腸内の様々なシステムを刺激する可能性はあります。しかし、刺激したからと言って何か良い事が起こるとは限りません。
また、多くの乳酸菌の中から胃酸に強い菌を探し出し(スクリーニングと言います)、乳酸菌飲料やヨーグルトとして販売したとしても、それらの菌が腸内でどのような働きをするかは別の問題です。
なぜなら前述の通り、もともと自分の腸内にいる以外の菌を腸内に送り届けても、生きた菌であれ死菌体であれ、結局は『非自己の菌』として排除される運命に変わりはありません。
酸に強い菌が、腸内で免疫機構を刺激してくれる菌とは限りません。よしんば、それらの菌や死菌体が腸内にいる間に腸壁の免疫器官を刺激することはあっても、あなたの腸内菌と仲良くなって増やしてくれるという事はないのです。
メーカーは死菌体の方が生きた菌に比べて製品としての加工がしやすいので、誰もが知っている乳酸菌飲料『●●ピス』には死菌体しか入っていません。
腸まで届く乳酸菌を飲めば、善玉菌が増えたり健康になれるというのは、あなたの思い込みです。
視点を変えて
腸まで届くか届かないか、は問題ではありません。
もし、どうしても腸までと届く乳酸菌を飲みたいのであれば、その乳酸菌がはたして腸内でどのように働くかを想像して見てください。
せっかく腸までやってきた「よそ者菌」は、あなたの腸内菌にとってウエルカムな存在でしょうか。腸内菌にとってウエルカムなものは、餌だけです。 。
乳酸菌生産エキスは、活性度が高い腸内菌の作り出した情報源そのものですので、現在の腸内フローラの状態に左右されずに、免疫機構に情報を送ることができます。
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