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芸能人や有名人による乳酸菌のCMで
いつの間にかこんなシナリオを信じ込んでいませんか?

11. 「乳酸菌が◯百億」と乳酸菌の数が多い商品は効く?

免疫力の元となっている腸内細菌は数百種類、その数は数百兆もあり重さは約1kgもあると言われています。
その中には善玉菌と呼ばれる菌の他に悪玉菌や、日和見菌のように環境によって性質を変えると言われる菌まで存在します。そのような中で腸内細菌たちはお互いを認識しながら100年近くもの長い間増えたり減ったり、 他の菌と戦ったり死んで排泄されたりを繰り返しながら、私たちの免疫機構との共生関係の中で免疫力を高め、健康を守っています。
そこへ、腸内に存在しなかった菌が(生きている菌か死んだ菌かは別として)大量に送り込まれてきたとしたら、まず菌同士のせめぎ合いが始まり、そして結局は送り込まれた菌はすべて便として排除され、元の状態に戻ります。 このせめぎ合いの過程で、送り込まれた菌が何らかの機能性を持っていたとしても、既存の腸内菌から見れば異物です。排除の過程で蠕動運動が活発になったとしても、それは腸内フローラに良いことが起こっていることにはなりません。 送り込んだ菌の機能性に期待する部分があったとしても、いずれ排除されるのですから一定量があれば足りるはず。
筆者から見て、その様な菌単体での機能性を重視しているような製品に、やみくもに◯百億入っている、と数を強調しているものはなく、 数の多さを謳っている製品は、機能性の乏しさを数で補って宣伝していると思われます。
「乳酸菌が◯百億」と乳酸菌の数が多い商品であなたが望む結果が得られると考えるのは、あなたの思い込みです。


視点を変えて

どうせ排泄されるのだから、たくさん送り込めばどれかが効くだろう、と考えているわけではないと思いますが、乳酸菌サプリのメーカーは、より多くの菌によって免疫システムを刺激しようと考えているのだと思います。
しかし、これまで述べてきた通り、もともと棲んでいる腸内菌を押しのけて効果を発揮しようとしているのですから、極めて効率が悪い方法と言えます。
腸を鍛えたり若返らせたりすることはできませんが、老化した腸を起点とした免疫システムを刺激することは可能です。
むしろ、腸を鍛えたい、と思う本来の目的はそこにあるのではないでしょうか。
乳酸菌生産エキスは、最も活性度が高い腸内菌が作り出した成分ですので、成年期の頃の腸内細菌の放出した成分と同じと考えられます。
加齢にともなって腸内細菌の数と活性度は低下して生きます。しかし乳酸菌生産エキスが腸内に送り込まれ腸壁から吸収されれば、腸を中心とした免疫機構に若い頃と同様の反応が期待できます。
乳酸菌生産エキスが腸内送り込まれることは、活性度が高い腸内細菌が良好な状態で生み出した情報源そのものだからです。

>>乳酸菌生産エキスとは


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