メディアバイアスを意識すること
もし、歯が白くなると宣伝している歯磨きを使ってみて、歯が白くならなかったら次はその商品を買わなくなります。結果が一目瞭然だからです。
腸内環境を改善するとした乳酸菌飲料のCMが氾濫していますが、どの製品を買ってもほとんどの消費者には、腸内環境がどうなったかは分かりません。
目に見える明確なバロメーターがないからです。
しかし多くの人は、お通じの回数が増えたことや、お腹がゴロゴロしたことを、腸内環境が良くなった証拠だと誤解しています。
それは単に、よそ者が入ってきたから恒常性が働き、外来菌を追い出そうとしているだけかもしれません。
効果を信じることを心の支えとして、なかば習慣として買っている人には大きなお世話かもしれませんが、確かめようのない結果のために商品を買うのですから、ほとんど宝くじのようなものだと思います。
しかも、目が良くなるとか、階段の上り下りが楽になるなどという、人間の能力の変化ではなく、腸内環境という漠然としたものが良くなると信じてお金を払うのですから、これはもう宗教的と言っても良いのではないでしょうか。
逆に、腸内環境が良くならなかったとクレームがあったら、どのように答えるのでしょうか。クレームがきたとしても、「食事が悪い」という切り札があります。
このように、乳酸菌や腸内フローラ関連のビジネスには、食事内容やストレスなど、製品の効果が得られなくても逃げ道が沢山あるのです。
常識だと信じていることが、実は思い込みかもしれません
- 1. 乳酸菌(善玉菌)を飲めば腸内環境が良くなるのという幻想
- 2. ヨーグルトを食べ続ければ腸内菌のバランスが安定するという幻想
- 3. 乳酸菌でお通じが改善するという幻想
- 4. 毎日必ずお通じがあるのが健康の証拠という幻想
- 5. 腸内環境が良ければ病気にならないという幻想
- 6. 機能性をうたってるヨーグルトを食べていれば風邪をひかないという幻想
- 7. 善玉菌が増えれば免疫力が上がるという幻想
- 8. 食物繊維をたくさん食べれば腸内環境がよくなるという幻想
- 9. 『腸まで届く乳酸菌』を飲めば善玉菌が増えるという幻想
- 10. 腸を鍛えれば健康になれるという幻想
- 11. 「乳酸菌が◯百億」と乳酸菌の数が多い商品は効くという幻想
