トップページ > 乳酸菌の11の思い込み > 7.善玉菌が増えれば免疫力が上がる?
芸能人や有名人による乳酸菌のCMで
いつの間にかこんなシナリオを信じ込んでいませんか?
7. 善玉菌が増えれば免疫力が上がる?
上のグラフをご覧ください。加齢と共に善玉菌の数が低下し、 逆に大腸菌やウエルシュ菌など悪玉菌が増えていくさまをあらわしています。 しかし、このグラフは単に年齢と菌の移り変わりを表したものですので、 私たちの腸内の状態を考える場合にはもう一つ、重要な要素が必要になります。
それは菌の質に関する要素です。菌の質、つまり腸内菌にはそれぞれ、 どれだけ増殖しやすいかという目安になる菌の活性度という要素があります。
例えば同じ種類の乳酸菌であっても、10代の若者の腸内菌と、90歳の老人の菌とでは、 菌の活性度、つまりどのくらい元気かという値がまるで違うのです。
菌の活性度が低下すると同じ栄養を与えてもなかなか増殖しませんし、 後に説明する菌が作り出す代謝物(乳酸菌生産エキスなど)をなかなか作り出せないなど、 腸内菌としての仕事がうまく果たせなくなってきます。
つまり、このグラフでは加齢と共に善玉菌の数が減っていく様子は分かるので、 乳酸菌メーカーが『ヨーグルトを食べて善玉菌を補おう!』という販売ツールに利用するには便利なグラフですが、 菌の活性度がどの程度変化しているのかは分かりません。
実際は加齢とともに 菌が免疫システムの一端を担う仕事をしなくなっていくということ、つまり菌の老化は数の低下よりも深刻な、免疫機能の低下につながります。 実はこの菌の仕事の量や質の変化こそが、加齢に伴う一番大きな問題だと私たちは考えています。
前述の通り、ヨーグルトなどで自分以外の菌を送り込んでも排泄される運命にありますので、腸内環境や免疫機能という点で善玉菌を捉えた場合、たんに善玉菌の数を増やせば免疫力が上がるだろうという発想は、あなたの思い込みです。
視点を変えて
乳酸菌生産エキスならば、もっとも活性度が高い菌が作り出した成分ですので、上のグラフで言えば成年期の頃の腸内細菌の放出した成分と同じと考えられます。
菌そのものを摂取する場合は、その菌が自分の腸内フローラに受け入れられるか、活性度は高いのか、などの問題が生じますが、乳酸菌生産エキスにはそのような概念はありません。
加齢にともなって腸内細菌の数と活性度は低下して生きます。
しかし乳酸菌生産エキスが腸内に送り込まれ腸壁から吸収されれば、腸を中心とした免疫機構に若い頃と同様の反応が期待できます。
乳酸菌生産エキスが腸内送り込まれることは、活性度が高い腸内細菌が良好な状態で生み出した情報源そのものだからです。
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